WebアプリケーションフレームワークDjangoの開発チームは、最新版となる「Django 3.2」を4月6日(現地時間)にリリースした。「Django 3.2」は、長期サポート(LTS)としてリリースされており、少なくともリリース後3年間はセキュリティアップデートを受け取れる。また、Python 3.9/3.8/3.7/3.6をサポートしている。
「Django 3.2」では、新機能としてAppConfigの自動検出や、自動作成された主キーの型のカスタマイズ、式およびデータベース関数のファンクションインデックス作成、pymemcacheのサポート、カスタム表示関数へのオプション追加が可能なdisplay()デコレータなどが追加された。
そのほか、後方互換性のない変更として、can_introspect_autofieldやcan_introspect_big_integer_fieldといった複数の機能がDatabaseFeatures.introspected_field_typesプロパティへ置き換えられるなど、データベースバックエンドにおいてさまざまな変更が行われるとともに、django.contrib.adminの変更やPostGIS 2.2サポートの削除、PostgreSQL 9.5およびMySQL 5.6のアップストリーム終了などが行われている。
さらに、copy.deepcopy()によるディープコピーの作成に対応していないオブジェクトのTestCase.setUpTestData()のクラス属性への割り当て、BaseCommand.requires_system_checksでのブール値の使用、EmailValidatorのwhitelist引数とdomain_whitelist属性などが非推奨となった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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