米OracleのMySQL開発チームは、「MySQL Shell 8.0.24」の一般提供を4月21日(現地時間)に開始した。
「MySQL Shell 8.0.24」では、-execute(-e)コマンドライン引数を使ってAPIを実行する必要がなくなり、CLIで使用可能なAPIに必要なすべてのデータをコマンドライン引数を介して定義できるようになっている。各パラメータのデータ型変換は、APIメタデータに基づいており、CLIによるヘルプ呼び出しが改善され、CLIインターフェイスでAPI関数を公開するオブジェクト、特定のオブジェクトで使用可能なAPI関数、特定の関数を実行するために必要な構文を識別できるようになった。
ほかにも、主キーのないテーブルがオンプレミスインスタンスで見つかった際の新たな互換性オプションとして、ダンププロセスが主キーの検証をスキップ可能にするignore_missing_pks、ロードプロセスで欠落している主キーが自動的に作成されるcreate_invisible_pksが追加されるとともに、SQL操作をシステムログに記録する新たなオプションの追加によって、SQLステートメント実行にあたってのトラブルシューティングを容易にしている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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