LLVM Developer Groupは、C/C++/Objective-C向けコンパイラフロントエンドの最新版「Clang 12.0.0」を、4月22日(現地時間)にリリースした。「Clang 12.0.0」はコンパイラインフラストラクチャ「LLVM 12.0.0」に含まれている。
「Clang 12.0.0」では、アトミック操作を実装するヘルパー関数の呼び出しを有効/無効にするAArch64オプションや、対象となるbinutilsのバージョンを指定するオプションが追加された。
clang-cl/fallbackフラグは、今バージョンより非推奨となり、次期バージョンの「Clang 13」で削除される。
さらに、統合アセンブラで-gzのデフォルトが-gz=zlibになったほか、clang-clにおいて/Zdフラグが削除され、#pragma clang loop vectorize_widthがオプションのfixed | scalable引数をサポートするよう拡張されるなど、さまざまな機能改善・追加が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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