より高速なPython実装を目指す、オープンソースのプログラミング言語Pyston開発チームは、最新版となる「Pyston v2.2」を5月5日(現地時間)にリリースした。
「Pyston v2.2」は、より幅広い領域での調整や最適化によって、特にJITおよび属性キャッシュメカニズムにおいて、さらなる高速化を実現しており、Webサーバベンチマークでは、標準状態のPythonと比較して30%高速となっている。
「Pyston v2.2」における高速化には、Pythonユーザーの2%しか使用していないデバッグチェックの削除が大きく寄与しており、デバッグチェックの削除によって2%の高速化を果たした。
なお、PystonにはCPythonにおける変更の多くがマージされており、「Pyston v2.2」は「CPython 3.8.8」に基づいている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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