サイボウズは、Kubernetes上の最新MySQLオペレータである「MOCO」を、6月7日に発表した。
MOCOは、GTIDベースの準同期レプリケーションを使用してデータを複製する、Kubernetes上のMySQLクラスタを管理する。同社では、MOCOを使用して、本番環境にある数百規模のMySQLインスタンスのKubernetesへの移行を予定している。
同社の製品の多くは、単一ノードのMySQLに依存していることから、新たなデータベースに単一ノードのMySQLと比較して多くの非互換性がある場合、データベースの移行が困難であったことから、今回のMOCOの開発に至った。
MOCOは、MySQL 8向けに設計されており、SERIALIZABLEを含むすべてのトランザクションレベルをサポートする。また、2GB超の大きなトランザクションや、innodb_autoinc_lock_modeを「1」に設定することが許可されている。
なお、MOCOはオープンソースライセンスの下でリリースされている。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です