米Rancherは、Kubernetesで構築されたオープンソースのハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)ソフトウェア「Harvester 0.2.0」のベータ提供を、5月28日(現地時間)に開始している。
「Harvester 0.2.0」では、rawブロックデバイスのサポートが追加されたほか、VMライブマイグレーションのサポート、VMバックアップのサポート、PXEブートインストールのサポートといった、新機能が追加された。
さらに、Kubernetes管理用の組み込みRancherサーバが付属しており、Harvesterベアメタルクラスタ上にKubernetesクラスタの作成が可能になっている。
なお、同社は次期リリースとなるバージョン0.3.0の開発にも取り組んでおり、バージョン0.3.0ではロードバランサの内蔵、Rancher 2.6の統合、K3OSをコンテナワークロード用に設計されたフットプリントの小さいOSへの置き換え、マルチテナント・マルチディスク・VMスナップショットのサポート、TerraformプロバイダやゲストKubernetesクラスタCSIドライバの追加、監視の強化などを予定する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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