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世界の視点で見る、ソフトウェア開発の未来

AIで変わるソフトウェア開発――コードが自動生成される未来はいつ到来するのか?

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 本連載では、米GitLabのブログ記事を和訳し、開発者が知っておきたいソフトウェア開発の将来について、全4回でお届けします。前回では、5Gやエッジコンピューティングなど、開発者が把握すべき最新技術について語られました。今回は、AIによって自動でコードが生成される未来の可能性について語られます。

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はじめに

 人工知能は、特にソフトウェア開発の分野では、どういうわけか手の届かないところにある有望な技術革新として、しばしば退けられてきました。ソフトウェア開発におけるAIの役割は何年にもわたり論じられていますが、実質的なものはあまりありませんでした。

 しかし、希望の兆しが現れています。近年、開発者の興味を引きつけているPythonプログラミング言語の人気の高まりがその証拠です。プログラミング技術に関するナレッジコミュニティ、Stack Overflowの年次調査によると、Pythonの「人気」と「関心」の高まりが示されています。Pythonは確実に機械学習(ML)を活用したチャットボットにとって定番の開発言語となっています。

 GitLabが2020年に実施したグローバルDevSecOps調査では、調査対象となる開発者の1/4近くが、AI/MLの理解が将来のキャリアにおいて最も重要なスキルになると回答しています。またテスターの約16%が、現在ボットをチームで使用しているか、テスト用のAI/MLツールを導入していると回答しています。

 テスラが自動運転の自動車を作れるならば、自動でコードを生成するのはそう遠くないでしょうか? 少なくとも、ソフトウェア開発の将来について議論した十数人のDevOpsプラクティショナー、業界アナリスト、GitLabのエグゼクティブによると、端的には「ノー」です。彼らの考えは次の通りです。

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この記事の著者

Valerie Silverthorne(ヴァレリー・シルバーソーン)

 30年近くライター兼エディターとして活躍。これまでビジネス、貿易、テクノロジー、不動産、ライフスタイルのトレンドを取材し、サンノゼ・マーキュリー・ニュースのビジネス・ライターとして受賞歴があり、フォーブス誌の「30歳以下の30人」のトップ・ジャーナリストにも選出されている。2019年4月にGitL...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

伊藤 俊廷(イトウ トシタカ)

 日本のSIerでソフトウェア開発、プロジェクト管理、技術調査、海外勤務等の業務に従事し、自身でも新しい開発ツールの導入、組織の文化醸成の難しさを痛感した。その後、開発経験を活かし、アプリケーションセキュリティベンダーにて、セキュリティテストのソリューションを戦略顧客に導入する任務を担った。現在は、...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/14469 2021/07/16 11:00

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