Kubernetesの開発チームは、8月にリリースを予定している「Kubernetes 1.22」において、非推奨となっているAPIのいくつかを削除する。
「Kubernetes 1.22」では、以下のAPIの提供が停止される。
- ValidatingWebhookConfigurationとMutatingWebhookConfigurationのベータ版
- CustomResourceDefinitionのベータ版
- APIServiceのベータ版
- TokenReviewのベータ版
- SubjectAccessReview、LocalSubjectAccessReview、SelfSubjectAccessReviewのベータ版
- CertificateSigningRequestのベータ版
- Leaseのベータ版
- Ingressのすべてのベータ版
これらのベータ版APIについては、より新しくかつ安定したバージョンが採用されている。
「Kubernetes 1.22」へのアップグレード前に、クラスタのAPIサーバコンポーネントにおいて、これらAPIの削除を試験的に行い、APIクライアントが引き続き期待通りに機能するかを試すことも可能で、必要に応じて元の状態に戻すこともできる。
将来バージョンのKunernetesでは、TokenReviewオブジェクトのWebhookへの送信に、デフォルトでauthentication.k8s.io/v1が使用されるようになる。2022年リリース予定のバージョン1.25では、すでに安定版となっているいくつかのKubernetes APIの提供が停止されるほか、非推奨となっており、安定版への移行が行われないPodSecurityPolicyが削除される。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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