米MongoDBは、ドキュメント指向データベースの最新版「MongoDB 5.0」の一般提供を、7月14日(現地時間)に開始した。
「MongoDB 5.0」では、IoTおよび財務分析用に設計された、新たな時系列コレクション、クラスタ化インデックス、window関数によって、時系列アプリケーションの構築と実行、および時系列測定によるエンタープライズデータの強化をより簡単に、迅速に、そして低コストに実現可能となっている。スキーマを自動的に最適化することで、高いストレージ効率、低遅延のクエリ、時間データに対するリアルタイム分析を実現した。
また、「MongoDB 5.0」以降はバージョン管理されたAPIの後方互換性は保証されており、後方互換性において破壊的な変更を恐れることなく、最新のMongoDBリリースへアップグレードできる。新しいバージョンのAPIを使用すると、アプリケーションのライフサイクルがMongoDBのライフサイクルから切り離されるので、新たな機能を導入する場合のみアプリケーションを更新すればよい。さらに、Live Reshardingによって、データベースのダウンタイムなしでワークロードの増大と進化に応じて、コレクションのシャードキーをオンデマンドで簡単に変更可能となっている。
ほかにも、MongoDB Atlasにおける作業負荷に基づいて必要なデータベースリソースを取得できるサーバレスインスタンスの追加(プレビュー)、MongoDBの再設計による使いやすさの向上と強力なスクリプト環境のサポート、Atlas Data LakeにおけるMongoDB Chartsの直感的なUIとJSONデータのチャートやグラフをすばやく作成および共有する機能の統合、Atlas Searchにおける関数スコアリングサポートの追加、RealmにおけるUnityのサポートなど、数多くの機能追加・改善が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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