米Googleは、「Cloud Memorystore」によって、Redisインメモリデータストアを活用したフルマネージドサービス「Cloud Memorystore for Redis」インスタンスの定期的なメンテナンスを、より詳細に制御できるようになったことを、7月31日(現地時間)に発表した。
「Cloud Memorystore for Redis」インスタンスは、データベースのパフォーマンスと安全性を維持するために、OSのパッチ、マイナーバージョンのアップグレード、新機能などが含まれる定期的なメンテナンスを受ける。また、メンテナンスが発生すると、インスタンスが中断する。
Cloud Memorystoreは、メンテナンスアップデートの影響を制御するために、メンテナンスの再スケジュールと重要なメンテナンスアップデートの事前通知の両方を提供しており、「Cloud Memorystore for Redis」のユーザーはプレビューで利用可能になっている。
また、Cloud Memorystoreインスタンスごとに、更新がスケジュールされる際の希望のメンテナンスウィンドウをオプションで設定でき、更新の準備が整うと希望するメンテナンスウィンドウの間に更新が自動的に実行されるようスケジュールされる。
さらに、更新が予定されているときには、事前通知のためにメンテナンス通知をサブスクライブ可能で、登録したユーザーは更新がスケジュールされた後に、メンテナンスの予定日時をメール通知で受け取る。この時点で、今後のメンテナンスに備えて計画を立てるか、スケジュールされた日付よりも早くメンテナンスを受けるか、最初にスケジュールされた時刻から最大1週間後にメンテナンスを延期するかを選べる。
Googleは、Cloud Memorystoreによる可能な限りスムーズなメンテナンスエクスペリエンスを保証すべく、すべてのユーザーが同機能をオプトインすることを推奨している。
なお、近い将来には、Cloud Memorystore for Memcachedがサポートされ、より高度な通知が期待できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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