オープンソースかつクロスプラットフォームのPython統合開発環境であるSpyderの開発チームは、最新版となる「Spyder 5.1.0」を8月2日(現地時間)にリリースした。
Spyderは、NumPy、SciPy、Matplotlib、IPythonなどが統合されており、科学用途におけるプログラミングでの使用を意図している。
今回、リリースされた「Spyder 5.1.0」では、ロゴ、スプラッシュスクリーン、「About Spyder」ダイアログのデザインが一新されたほか、IPythonコンソールにおけるRichとColoramaのサポートが追加された。また、エディタとIPythonコンソールにコードを貼り付けた際に、インデントが保持されるようになっている。
さらに、プラグイン間での双方向の依存関係を可能にする新たなAPI機能が追加されたほか、アウトラインペインにおけるいくつかの重大なバグの修正するとともに、エディタでインラインコメント付きのリンティングメッセージを無視する機能が復活した。また、エディタにおけるコード補完のパフォーマンス向上、WindowsおよびmacOSインストーラにおけるコード解析ペインの修正、起動時間の短縮、「Jedi 0.18」および「Parso 0.8」のサポートなど、さまざまな機能追加・改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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