インタラクティブなWebサイト開発のための、jQueryをベースにしたJavaScriptライブラリjQuery UIの開発チームは、最新のリリース候補版「jQuery UI 1.13.0-rc.2」を、9月3日(現地時間)にリリースした。
「jQuery UI 1.13.0-rc.2」は、最近のjQueryバージョンとの互換性の改善にフォーカスしており、非推奨のAPIやレガシーブラウザサポートの削除など、重大な変更を将来のリリースに延期している。
ただし、非推奨のAPIは使用できなくなっており、「jQuery Migrate 3.3.2」を使用して「jQuery 3.6.0」に対してテストスイートを実行する場合、jQuery Migrateの警告はトリガーされない。
また、すべての個別のモジュールファイルと、ダウンロードビルダによって生成、バンドルされたjQuery UIコピーのすべてのコードは、strictモードで実行される。
そのほか、Accordionのヘッダオプションが、ヘッダ要素に一致するセレクタだけでなく、Accordion要素をパラメータとして受け取り、ヘッダ要素を返す関数も受け入れられるようになった。また、Datepickerオプションには、DatepickerウィジェットのDOMが更新されたときに呼び出されるオプションである、 onUpdateDatepickerコールバックが含まれるようになっている。
なお、jQuery UIのメンテナンスを簡素化するために、GitHub issuesを採用して古いバグトラッカを廃止する(読み取り専用モードに設定される)。また、jQuery 1.7のサポートを終了した。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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