SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

CodeZineニュース

HashiCorp、ワークロードオーケストレータ「HashiCorp Nomad 1.2 Beta」を公開

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 米HashiCorpは、あらゆるアプリケーションに対応した、シンプルで柔軟なワークロードオーケストレータHashiCorp Nomadの最新ベータ版「HashiCorp Nomad 1.2 Beta」を、10月14日(現地時間)にリリースした。

 「HashiCorp Nomad 1.2」では、新たなジョブタイプとして、クラスタ全体の短期間のタスクを対象に、クライアントノードで実行されるソフトウェアを定期的にアップグレードしたり、ガベージコレクションやバックアップをスケジュールどおりにトリガーしたり、クライアントメタデータを収集したり、1回限りのクライアントメンテナンスタスクを実行したりするための、sysbatchが導入されている。

 sysbatchは、updateスタンザなしで機能し、制約によって除外されていないクラスタ内の任意のノードで実行され、ジョブが送信された時点で準備ができているクライアントでのみ実行される。また、スケジュールに基づいて実行が可能で、パラメータを使用した実行をサポートするdispatchも用意されている。

 従来のバッチジョブとシステムバッジジョブでは、ジョブステータスセクションがアップグレードされ、Not ScheduledとDegradedという新たなステータスが追加された。

 Not Scheduledは、ジョブを実行しなかったクライアントノードであり、属性に基づいてノードを除外した制約が原因であるか、ジョブの実行後にノードがクラスタに追加されたことが原因である可能性を意味する。また、Degradedはジョブに対する割り当てが正常に完了しなかった状態を示す。

 ほかにも、NomadのパッケージマネージャーであるNomad Packがテクノロジープレビューされており、Nomad Packでは再利用可能なアプリケーションのデプロイメントを簡単に定義できるようになっている。それぞれのパッケージは、Nomadとともにデプロイされるリソースのグループであり、テクノロジープレビューではリソースがNomadのジョブである必要があるが、将来的にはボリュームとACLポリシーが追加される見込みである。

関連リンク

この記事は参考になりましたか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事の著者

CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/15048 2021/10/20 10:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング