TypeScriptベースのフロントエンドWebアプリケーションフレームワークであるAngularの開発チームは、最新版となる「Angular 13」を11月4日(現地時間)にリリースした。
Angular 13では、View Engineが使えなくなり、将来的にAngular互換性コンパイラであるngccへの依存が減らせるとともに、メタデータとサマリファイルが含まれなくなるので、より高速なコンパイルが期待できる。また、Angular Package Format(APF)の合理化のために、View Engine固有のメタデータを含む古い出力形式が削除されたほか、Node Package Exportsをサポートするよう、APFが更新されている。
さらに、コンポーネントAPIが簡素化されたほか、Internet Explorer 11のサポート終了、永続ビルドキャッシュの使用がデフォルトでサポートされた。また、ng newで作成されたアプリのデフォルトがRxJS 7.4となり、TestBedにおけるいくつかの改善によって、テスト後のテストモジュールと環境を、より適切に破棄できるようになるなどの機能追加・改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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