米Amazon Web Servicesは、クラウドまたはオンプレミスでKubernetesアプリケーションを実行・スケール可能なマネージドコンテナサービスAmazon Elastic Kubernetes Service(Amazon EKS)において、IPv6を使用するアプリケーションをデプロイできるようになったことを、1月6日(現地時間)に発表した。
IPv6ネットワークにてAmazon EKSクラスタを使用することで、VPCで利用可能なIPv4アドレスを使い果たしてしまうリスクなしに、単一のホストまたはサブネットでより多くのポッドを実行できるほか、余分なNATホップが回避され、オンプレミス、AWS、インターネット上で実行されている他のIPv6サービスとの低遅延通信が可能になる。さらに、ネットワークエンジニアが複雑なルーティング設定を維持する負担から解放される、というメリットもある。
ほかにも、Kubernetesクラスタ管理者は、IPv4の制限を回避するために労力を費やすことなく、アプリケーションの移行とスケーリングに集中できるようになり、ポッドネットワーキングはポッドがクラスタ外のIPv4ベースのアプリケーションと通信できるように設定されているため、組織全体にデプロイされたすべてのサービスをIPv6へ移行しなくても、Amazon EKSでIPv6のメリットを受けられる。
なお、Amazon EKSにおけるIPv6サポートは、Amazon EKSが使用可能なすべてのAWSリージョンにおいて、追加費用なしで利用できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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