米Appleは、「iOS 15.4」および「iPadOS 15.4」のパブリックベータ版を公開している。同パブリックベータのSDKは「Xcode 13.3」のベータ版にバンドルされている。
「iOS 15.4」「iPadOS 15.4」パブリックベータの新機能としては、パスキーのテクノロジープレビューが追加され、パスキーが保存されたiPhoneを使用してMacおよびiPadでパスキー互換のWebサイトやアプリにサインインできるようになったほか、DualSenseアダプティブトリガファームウェア機能が新たにサポートされた。
さらに、HealthKitにおいてEUデジタルCOVID証明書(EU DCC)形式の予防接種記録をWalletおよびヘルスケアアプリに追加することが可能になるとともに、SwiftのHealthKit query APIがasync/await構文をサポートするなど、いくつかの新機能が追加されている。
なお、アプリ内管理サブスクリプションシートにおけるサブスクリプションキャンセルのテストが、期間が短いサブスクリプションに対して、Xcode環境で一貫して機能するようになったほか、updatesがはじめての反復時に未完了のトランザクションを発行するようになり、ARMv7、ARMv7sまたは32ビットのインテルアーキテクチャ向けビルドが、アプリが適切な可用性チェックを備えたStoreKit 2 APIを使用する際に失敗しないようになるなど、いくつかの不具合が解決された。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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