米Oracleは、Oracle Autonomous JSON Database向けの新しいAPIである「Oracle Database API for MongoDB」の提供を、2月10日(現地時間)に発表した。
Oracle Database API for MongoDBによって、開発者はMongoDBのツールやドライバをそのまま使用しつつ、Oracle Autonomous JSON Databaseに接続してOracleのマルチモデル機能や自律型データベースのメリットを得ながら、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)上でMongoDBのワークロード実行が可能になっている。
Oracle Autonomous JSON Databaseは、JSONを中心とした開発を低コストで行えるよう設計されており、API for MongoDBとOracle SQLの両方を使用して同じドキュメントデータにアクセスできるので、分析、機械学習、空間分析などを行うために、わざわざデータを別のデータベースへ移す必要がなく、MongoDB Atlasの代替として、以下のような高度な機能を利用できる。
- スケーラブルなSQLを使用した完全な分析クエリおよびレポート
- 異なるJSONドキュメント・コレクション間、またはJSONドキュメントと他のリレーショナル・データ間の結合
- リレーショナル・データと分析クエリの結果をMongoDBのコレクションとして公開
- 機械学習アルゴリズムや空間分析をJSONドキュメント・データ上で実行
- Oracle APEXを活用したローコード・アプリケーションの開発
- 期間・データサイズ制限なしのACIDトランザクション
- 管理者によるユーザー・データへのアクセスを不可にする、Database Vaultなどのエンタープライズ・セキュリティ機能
また、API for MongoDBは、Oracleの主力クラウド・データベース・サービスであるAutonomous Databaseでも使える。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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