「Visual Studio 2022 for Mac Preview 7」では、開発者コミュニティにて報告された問題や、IDEのクラッシュを引き起こす問題への対処に重点が置かれており、es-ESキーレイアウトにてキーボードショートカットが機能しない問題や、ライブラリのデバッグ時にプログラムの実行がブレークポイントで停止しない問題、Xamarinモバイルツールにおける多数の問題、その他安定性に影響する問題やクラッシュを引き起こす問題が数多く修正されている。
さらに、Preview 6では主要なIDE UIのネイティブmacOS UIへの移行が完了したが、今回のリリースではC#コードの書式設定、スニペット、CSS、HTML、JSONの動作パネル、外部ツールの各設定画面の、ネイティブmacOS UIへの移行が完了した。
また、Azure Functions V4を使用したアプリケーション開発がサポートされ、.NET 6を使用してサーバレスアプリケーションを開発できるようになっている。Azure Functions V4のサポートによって、Apple M1チップ(arm64)ベースのプロセッサでもAzure Functions開発が可能になった。なお、Azure Functions V2およびV3プロジェクトは、Intelベースのプロセッサによる開発をサポートしている。
そのほか、前述の通り、Androidエミュレータの修正など基本的なものから、エラーメッセージの更新など小さなものまで、Xamarinモバイルツールにおいて約50に及ぶバグ修正が行われた。