「TypeScript 4.7」では、新機能としてNode.jsにおけるECMAScriptモジュール(ESM)サポートが拡充されたほか、モジュール検出を制御するための新たなオプションの追加が行われている。
さらに、インデックス付きキーがリテラル型や一意のシンボルである場合に、要素アクセスのタイプを絞り込むようになるとともに、オブジェクトおよび配列内の関数から、より詳細な推論を実行可能になった。また、関数とコンストラクタを取得して型引数を直接フィードできるようになったほか、任意のinfer型に制約を設定することが可能になっている。
ほかにも、型パラメータの分散を明示的に指定できるようになるとともに、モジュール指定子の検索方法をカスタマイズするmoduleSuffixesオプションのサポート、ソース定義に移動するエディタコマンドの試験的なサポートなど、数多くの機能追加・改善が行われた。