メタップスは、Webサービスを提供する企業のCTO・開発責任者・リードエンジニアを対象に実施した、SREに関する意識調査の結果を、5月26日に発表した。同調査は、4月19日~22日の期間に行われ、303名から有効回答を得ている。あわせて、同調査の結果を受けて、さらに行った調査に基づき、SRE組織を月額モデルで提供する「SRE:shine(エスリシャイン)」をリリースした。
Webサービスを提供する企業のCTO・開発責任者・リードエンジニアに、勤務先にSREが正社員として在籍しているかを尋ねたところ、「はい」が34.5%、「いいえ」が56.1%となっている。
調査対象者のうち、「自社でSREの業務内容を実施できている」と答えた人に、勤務先でSREの業務内容を誰が担当しているかについて、もっとも当てはまる人を選んでもらった質問では、「SRE」が18.7%、「SREではない、システム担当者」が67.9%だった。
「SREという職種を知っている」と答えた人に、勤務先ではSREを必要としているかを尋ねたところ、「かなり必要としている」が22.3%、「やや必要としている」が45.3%となっている。
勤務先で「SREを必要としている」と答えた人に、勤務先がSREの採用を考えたことがあるかを尋ねた質問では、「かなりある」が15.6%、「ややある」が44.4%だった。
勤務先が「SREの採用を考えたことがある」ものの、現在勤務先に「SREがいない」と答えた人に、SREの採用を考えたことがあるにも関わらず、現状でSREが正社員として在籍していない理由を尋ねたところ(複数回答)、「転職市場にSRE人材が少ない」が73.1%、「採用コストが高い」が46.2%、「現状システム担当者や外注で賄えている」が34.6%となっている。
今回、リリースされた「SRE:shine」は、同社が提供するフリーランスマッチングサービス「re:shine」で登録のある経験豊富なSREのスペシャリストチームが、企業のサービス課題や運用に合わせて適切な環境を設計・構築し、安定した稼働とセキュリティを支援するサービス。IaCをベースとしたインフラのコード管理をはじめ、クラウドネイティブに適したシステム設計のサポートやオンコール体制を構築する。また、2022年後半にはアプリケーションのエラー状況やSLO、脆弱性の対応状況を可視化する、ダッシュボードの提供を予定している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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