柳井です。 少し前ですが、白崎秀雄の「魯山人の世界」を読みました。魯山人は、マンガの「美味しんぼ」の海原雄山のモデルと言われている人です。彼は非常に多芸な人で、様々な芸術分野で精力的に作品を量産しました。 この本を読んで思ったことは、「多くの分野で成果を出すには、軸足となる得意分野が必要だ」ということです。魯山人の場合は、それは書でした。彼は書の「線」を引くことがとてつもなく上手かったそうです。絵を描く場合にも、陶芸に絵付けをする場合にも、この「線」の特技が生かされたそうです。 個人ではなく、会社などの組織で多くの分野に手を出す場合でも同じことが言えると思います。軸足となる得意分野があれば、多くのことに手を出しても、きちんと成果を挙げられるはずです。自分の軸足がどこにあるのか。それは絶えず確認し、磨いていかなければならないことだと思います。 |
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連載4コママンガ。専用通貨を牛耳り、仮想世界の金融を支配。毎週火曜日更新。
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柳井 政和(ヤナイ マサカズ)
クロノス・クラウン合同会社 代表社員http://crocro.com/オンラインソフトを多数公開。プログラムを書いたり、ゲームを作ったり、記事を執筆したり、マンガを描いたり、小説を書いたりしています。「めもりーくりーなー」でオンラインソフト大賞に入賞。最近は、小説家デビューして小説も書いています(『裏切りのプログラム』他)。面白いことなら何でもOKのさすらいの企画屋です。
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