米MongoDBは、同社が提供するドキュメント指向データベース「MongoDB」において、クライアント側から機密データを暗号化してデータベースサーバ側で完全にランダム化された暗号化データとして保存することで、暗号化されたデータに対するクエリ実行が可能になる「Queryable Encryption」を、6月7日(現地時間)にプレビューリリースした。
Queryable Encryptionの導入によって、MongoDBでは完全にランダム化された暗号化データに対して、等号や範囲、プレフィックス、サフィックス、サブストリングといった、表現力豊かなクエリを実行できるようになる。
機密性の高いデータにセキュリティの別のレイヤを追加することで、転送中、保存中、メモリ、ログ、バックアップにおけるデータの安全が保たれるとともに、顧客は標準ベースの暗号化を使用したままで、機密性と整合性に関するもっとも厳密なデータプライバシー要件を満たせるので、運用上の負担軽減が可能になるとともに、データ保護、コンプライアンス、データプライバシーセキュリティ要件を犠牲にすることなく、迅速なアプリ開発を実現できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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