オープンソースのバージョン管理システムGitの開発チームは、最新バージョンとなる「Git 2.37」を、6月27日(現地時間)にリリースした。
「Git 2.37」では、新たな概念であるがcruft packsが導入され、パックとともに*.mtimesファイルに保存された補助テーブルに、個々のオブジェクトの年齢を書き込むことによって、到達不能なオブジェクトを1つのパックファイルにまとめて保存できるようになっている。
また、WindowsおよびmacOS向けの「Git 2.37」には、ファイルシステムモニタが組み込まれ、外部ツールをインストールしてフックを設定する必要がなくなった。
さらに、スパースインデックスを利用するために必要な、すべてのGitサブコマンドがGitのコアプロジェクトに収録され、すべてのユーザーがスパースインデックスを利用可能となっている。なお、git stashコマンドが単一のプロセスでインデックスを複数回読み取り/書き込みする方法によって、特定のケースでは約80%の速度向上を達成した。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です