「Git 2.37」では、新たな概念であるがcruft packsが導入され、パックとともに*.mtimesファイルに保存された補助テーブルに、個々のオブジェクトの年齢を書き込むことによって、到達不能なオブジェクトを1つのパックファイルにまとめて保存できるようになっている。
また、WindowsおよびmacOS向けの「Git 2.37」には、ファイルシステムモニタが組み込まれ、外部ツールをインストールしてフックを設定する必要がなくなった。
さらに、スパースインデックスを利用するために必要な、すべてのGitサブコマンドがGitのコアプロジェクトに収録され、すべてのユーザーがスパースインデックスを利用可能となっている。なお、git stashコマンドが単一のプロセスでインデックスを複数回読み取り/書き込みする方法によって、特定のケースでは約80%の速度向上を達成した。