米Microsoftは、コードエディタVisual Studio Codeの最新バージョンとなる、「Visual Studio Code 1.71」(2022年8月版)を9月1日(現地時間)に公開した。
「Visual Studio Code 1.71」では、マージエディターの起動方法を改良した。レポジトリで管理しているファイルにソースコードの競合を検知したときに「Open in Merge Editor」というボタンを表示するようになった。このボタンを押すだけで、3画面構成のマージエディターが開く。
また、Visual Studio Codeに共有ライブラリとして入っている「FFmpeg」コーデックが新しいものになった。これまではFlacエンコーディングにしか対応しなかったが、8月版からは「Vorbis」「H.264」「VP8」「WAV」「MP3」「Ogg」の6種類のエンコーディングに新たに対応した。
さらに、変数のスコープを示す関数名などの記述部分を残して画面をスクロールさせる「スティッキー・スクロール」機能が新たに加わった。コードを上から下にスクロールさせるときに、インターフェイス名や関数名の記述部分に到達したときに、その部分をしばらく残しながら、以下のコード部分をスクロールさせる。
そして、「Electron」のバージョンが上がった。8月版からはElectron 19を使用している。これに伴って、Chromiumブラウザはバージョン102.0.5005.167 に、Node.jsはバージョン16.14.2となった。加えて、Windows 7がサポート対象から外れた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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