米Slackは、JavaScript/TypeScriptランタイムであるDenoを利用した新たなSlackプラットフォームを構築し、オープンベータ版を9月21日(現地時間)に公開した。
同プラットフォームは、関数、トリガ、ワークフローといった構成要素に基づく新しいモジュラアーキテクチャで、再利用性が高いためメンテナンスコストや技術的負債を軽減できる。
Slackのマネージドインフラストラクチャと、Denoのデフォルトでセキュアなランタイムを利用した、安全なサーバレスデプロイによって、最初からエンタープライズレベルでアプリケーションの実行が可能となっている。
また、Slack CLI、TypeScriptで記述されたSDK、開発のもっとも面倒な部分を簡素化するデータストアといった、新たなツールを含むより高速で直感的な開発エクスペリエンスを提供する。
Slackは、新たなプラットフォームの構築にあたってDenoを選んだ理由として、Denoを利用したSlack CLIを使用することで、ユーザーは依存関係をインストールする手間がかからず、ただちにコードに取りかかれること、ChromeのV8を搭載した最速のJavaScriptによる、業界をリードするパフォーマンスの実現、高い安全性を保証する設計であることを挙げている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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