米Oracleは、新たなクラウドインフラストラクチャプラットフォーム「Oracle Alloy」を、10月18日(現地時間)に発表した。
「Oracle Alloy」は、サービスプロバイダ、インテグレータ、独立ソフトウェアベンダ(ISV)だけでなく、金融機関や通信事業者といった組織でも、クラウドプロバイダとして自社の顧客に新しいクラウドサービスを提供できるようにするプラットフォーム。自社のデータセンターにて「Oracle Alloy」を独立して使用することによって、特定の規制要件に対応するためのオペレーションをコントロールする、といった使い方も可能となっている。
「Oracle Alloy」によって、「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」のサービスプロバイダ、インテグレータ、ISVパートナーは、契約条件やカスタマリレーション、タッチポイントなどを自社でコントロールしつつ、特定の業界、市場、規制や政府の規定に沿うようにカスタマイズしたアプリケーションやサービスを自社のブランドとしてクラウドで提供することが可能になる。
独自の料金体系やレートカード、アカウントタイプ、ディスカウントスケジュールを設定できるほか、サポート体制やサービスレベルの定義も可能となっている。また、「Oracle Fusion Cloud ERP」で提供されている財務管理機能が組み込まれているので、請求書の発行や課金を含めた顧客ライフサイクル全体を管理できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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