米npmは、Node.js向けパッケージマネージャ「npm」の最新バージョンである「npm 9.0.0」を10月24日(現地時間)に公開した。npmはArtistic License 2.0で公開しているオープンソース・ソフトウェアだ。
npm 9.0.0では、対応するNode.jsのバージョンが14.17.0以降、16.13.0以降、18.0.0以降に変更になった。また、生成したファイルの所有権を変更することがなくなった。そしてこのバージョンからJSON形式のエラーメッセージを標準出力(stdout)に出力するようになった。ちなみに前バージョンまではJSON形式のエラーメッセージを標準エラー出力(stderr)に出力していた。
加えて、「node-version」「npm-version」の設定が廃止となり、「npm-access」「npm birthday」「npm set-script」「npm bin」の各コマンドも廃止となった。そして、「install-links」設定の初期値がFalseからTrueに変更となった。
今回公開となったnpm 9.0.0は、まだ「Generally Available」とはならない、Node.jsの開発チームと協議して、Node.jsの古いバージョンでも動作することを確認しながら、位置づけを変更していく。現在の予定では11月9日にGenerally Availableを意味する「latest」となる予定。その後12月7日にはNode.jsのバージョン19との互換性を確保するためのプルリクエストが公開となる。さらに、1月18日にはNode.jsのバージョン18との互換性を確保するためのプルリクエストが公開となる予定だ。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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