AIを活用したコード補完ツール「Kite」を開発・提供していたスタートアップ企業である米Kiteは、「Kite」の開発およびサポートを終了したことを、11月16日(現地時間)に発表した。
同社は、「Kite」におけるビジネス面での失敗として、技術面での不備と収益面での不備の2点を挙げている。
技術面での不備としては、立ち上げ当時の機械学習の技術では十分な性能が得られず、AIによるコード補完によって通常と比較して10倍の改善に至らなかったほか、最先端のモデルが非ローカルコンテキストといったコードの構造を理解していなかったという。
さらに、収益面での不備として「Kite」の提供によって収益を生み出せなかったこと、事業の方向転換がうまくいかなかったことから、今回の事業終了に至ったとしている。
なお、大半のコードはオープンソース化され、GitHub上で公開されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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