SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

CodeZineニュース

エンジニアの3人に1人が「複数の技術・スキルを身に付けたい」、メイテックが「エンジニアの働き方・キャリア志向」調査を実施

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 エンジニアのためのキャリア応援マガジン「fabcross for エンジニア」は、エンジニア600人(機械系:285人、電気・電子系:152人、制御・ソフトウェア系:61人、素材・化学系102人)を対象に実施した「エンジニアの働き方・キャリア志向」に関するアンケート調査の結果を12月23日に発表した。

 本調査は、10月12日~11月23日の期間にアンケート調査が行われ、製造業系エンジニア498人(機械系:285人、電気・電子系:152人、制御・ソフトウェア系:161人)、素材・化学系エンジニア102人をあわせた600人を対象に行われた。

 エンジニアとして働く上で、「現状に満足している」要素として最も多かったのは「勤務地」で37.7%だった。続いて「業務内容」が30.0%、「労働時間」が29.3%だった。また「出世」が6.0%で最も低かった。続いて「自身のキャリア形成」が14.2%となった。

 エンジニアとして働く上で「将来に不安を感じる」要素として最も多かったのは、「給与額」で43.3%だった。続いて「賞与額」が33.5%、「自身のキャリア形成」が21.5%だった。また「担当製品」が9.2%で最も低かった。満足している要素で1位だった「勤務地」も低く、不安を感じている人は11.0%だった。

 「自身のキャリア形成」について満足している要素では11位(14.2%)、不安を感じる要素では3位(21.5%)となり、キャリア形成に不安を感じているエンジニアが多い傾向が伺えた。

 「自身のキャリア形成」について、将来に不安を感じる要素として回答した129人の所属する会社規模別で集計すると、キャリア形成に不安を感じるエンジニアが最も多かったのは「201~300人」規模の会社で30.2%となった。続いて「301~500人」規模の会社で28.9%、「501~1000人」規模の会社で25.9%だった。

 「複数の技術・スキルを身に付けたい」と考えているエンジニアは34.2%で、「特定の技術・スキルを極めたい」と答えた26.5%のエンジニアより7.7ポイント多かった。また、「キャリアにこだわりはない」というエンジニアも27.5%いるという結果となった。

 キャリア志向について転職回数別に集計した結果、転職回数が「5回以上」のエンジニアで「特定の技術・スキルを極めたい」と回答した人は46.4%となり最も多くなった。また、「転職経験はない」、転職回数が「1回」のエンジニアで「複数の技術・スキルを身に付けたい」と回答した人はどちらも36.8%で最も多かった。

 転職回数が「5回」以上の人は、「複数の技術・スキルを身に付けたい」と回答した人が最も少なく、28.6%だった。

 「特定の技術・スキルを極めたい」または「複数の技術・スキルを身に付けたい」と回答した364人に、現状、技術・スキル習得がどの程度実現できているかを聞いたところ、「実現できている」(8.3%)、「おおむね実現できている」(36.8%)をあわせた45.1%が実現できていると回答した。

 一方で「実現できていない」(6.3%)、「あまり実現できていない」(18.1%)をあわせた24.4%が実現できていないと回答した。

 特定の技術・スキルを極めたいエンジニアで実現できていると答えたのは54.1%(「実現できている」:17.6%、「おおむね実現できている」:36.5%)となった。

 複数の技術・スキルを身に付けたいエンジニアで実現できていると答えたのは38.1%(「実現できている」:1.0%、「おおむね実現できている」:37.1%)となった。特に、「実現できている」と回答した人はわずか1.0%だった。

 続いて、日々の業務の中における、技術習得の機会についてアンケートを行った。

 「特定の技術を浅く学ぶ機会がある」(10.7%)、「特定の技術を深く学ぶ機会がある」(25.0%)をあわせた35.7%が、仕事で特定の技術を学ぶ機会があることが分かった。また、「複数の技術を浅く学ぶ機会がある」(21.3%)、「複数の技術を深く学ぶ機会がある」(8.8%)をあわせた30.1%が、仕事で複数の技術を学ぶ機会があることが分かった。

 「特定の技術を深く学ぶ機会がある」習得する機会が最も多い25.0%だった。続いて「複数の技術を浅く学ぶ機会がある」習得する機会が21.3%となった。また、「技術を学ぶ機会はない」と答えたエンジニアも26.0%いた。

 続いて技術習得の機会について、職種別に集計した。

  複数の技術を習得する機会が最も多いのは「制御・ソフトウェア系」エンジニア(「複数の技術を浅く学ぶ機会がある」が31.1%)、「複数の技術を深く学ぶ機会がある」が9.8%)で40.9%だった。特定の技術についても同じく「制御・ソフトウェア系」エンジニア(「特定の技術を浅く学ぶ機会がある」が13.1%)、「特定の技術を深く学ぶ機会がある」が29.5%)で42.6%となった。

  「1001人以上」の規模の会社では、「複数の技術を浅く学ぶ機会がある」(26.7%)と「複数の技術やスキルを深く学ぶ機会がある」(11.0%)をあわせた37.7%が複数の技術やスキルを学ぶ機会があると回答。全体で最も高い結果となった。また、「201~300人」規模の会社では「複数の技術を浅く学ぶ機会がある」(34.9%)と「複数の技術やスキルを深く学ぶ機会がある」(2.3%)をあわせた37.2%が複数の技術やスキルを学ぶ機会があると答え、2番目に多かった。

関連リンク

この記事は参考になりましたか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事の著者

CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/17101 2022/12/27 10:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング