PingCAPは、OpenAIが開発するChatGPTと分散SQLデータベースのTiDBを組み合わせて開発した、自然言語クエリジェネレータ「Chat2Query(チャット・ツー・クエリ)」の提供を、1月19日に開始した。
Chat2Queryは、TiDB Cloudに組み込まれており、TiDB Cloud Serverless Tierにサインインすることで使用できる。
TiDB Cloudのブラウザ上でウィンドウに質問を入力すると、Chat2Queryが強力なSQLクエリを生成し、必要な情報を取得する。Chat2Queryには、ChatGPTで使用している自然言語処理モデル「GPT3」と、オンライントランザクションおよびオンライン分析機能を同じデータベースでサポートする分散型HTAPデータベースであるTiDBの技術が用いられているため、非常に複雑なクエリの処理が可能で、動的なデータセットにリアルタイムの分析を提供できる。
Chat2Queryのおもな使用例は以下の通り。
- 複雑なSQLクエリを瞬時に生成する
- TiDBのMySQL互換性を迅速に検証する
- TiDBのSQL機能を簡単に検索する
TiDB Cloud Serverless Tierは、TiDBのフルマネージドサービスでプロトタイプアプリケーション、ハッカソン、研究関連といった非商用向け、またはデータセットのための一時的なデータサービスを提供可能となっている。使用にあたってクレジットカードの登録などは不要で、フォームに情報を入力すると直ちに使用を始められる。TiDBの提供するHTAPの全機能を利用でき、本番環境前の検証用途として使える。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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