米Googleは、プログラミング言語Goの最新バージョンとなる「Go 1.20」を2月1日(現地時間)に公開した。GoはBSDライセンスで公開しているオープンソース・ソフトウェア。
新版では、「Profile-Guided Optimization(PGO)」という新機能がプレビューの形で加わった。PGOとは、ソースコードを実行可能ファイルにコンパイルする際に、最適化する手法の一つ。プログラムの実行中にランタイムが収集した各種情報を利用することで、次回以降のコンパイルでは、より高速に動作する実行ファイルを生成できる。Googleの調べでは、PGOを利用することで実行ファイルの処理速度が3〜4%向上するという。
「Go 1.20」には、ほかにも各種ツールの改良や不具合の修正、細かい言語仕様の変更などが加わっている。そして、Go 1.20ではRISC-Vで動作するFreeBSDに試験的に対応した。また、次のバージョンであるGo 1.21では、Windows 7、Windows 8、Windows Server 2008、Windows Server 2012、macOS 10.13 High Sierra、macOS 10.14 Mojaveなどの古いOSに対応しないと予告している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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