米Googleは、スマートフォン向けOS「Android」に「Credential Manager」のアルファ版を2月6日に追加した。
Credential Managerは、アプリケーションへのサインインが必要なときに、窓口となってくれる機能。さまざまなAndroidアプリケーションに対応する。認証の方法としては、ユーザー名とパスワードの組み合わせや、Googleなどのサービスを利用した認証、そしてパスキーを使った認証に対応する。開発者は単一のAPIを使うだけで、Credential Managerを使った認証に対応できる。
Credential Managerで注目すべき点は、やはりパスキーへの対応だろう。Googleは2022年10月から、AndroidとWebブラウザ「Google Chrome」にパスキーに対応する機能を組み込んできた。今回Googleが投入したCredential Managerは、パスキーを生成する機能を持つ。生成したパスキーは、「Google Password Manager」に保存しておくことで、同一のGoogleアカウントでサインインした端末間で共用できる。
Googleは今後、Credential Managerがサードパーティー製のパスワード・マネージャーに対応すると予告している。対応の時期は明かしていない。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です