コムデザインは、全国のITシステムを導入している企業の管理職・現場職800名を対象に実施した「ITシステム導入企業の活用状況に関する実態調査」の結果を、2月15日に発表した。
本調査は、1月11日~1月16日の期間にインターネット上で実施され、全国のITシステムを導入している企業の管理職・現場職800名から有効回答を得ている。
DXについて69.1%の現場職が「理解していない」と回答した。管理職と比較すると、現場職においてDX意識が浸透していないことが判明した。
単なるデジタル化に留まらず、本来の意味でのDXを推進できていると回答したビジネスパーソンは38.0%となり、62.0%が単なるデジタル化に留まっていると考えている。
ITシステムを導入している企業で働くビジネスパーソンのうち、ITシステム導入後「活用・浸透」まではできていないと回答した人は75.5%となった。
ITシステムの最適化を行い活用する上で運用や組織に必要だと考えるものとして、最も多い回答は54.6%で「ITシステムの柔軟性」であった。また、管理職は次いで「身近なITエンジニアの存在」「ITシステムに関する教育環境」を重視している。
ITシステムが導入止まりとなってしまう原因として、第1位「コスト妥当性の判断が困難」(40.1%)、第2位「将来要件の策定が困難」(36.9%)、第3位「予算の硬直性の課題」(32.1%)という結果だった。
ITシステム導入のプロジェクト進行にあたり、追加の要件や修正を受け入れることができる、 柔軟でスピード感あるプロジェクト進行が好ましいと回答した人が59.5%となった。
システム導入にかかわるITベンダーとの関係性について、気軽に相談・依頼ができるパートナーとしての ITベンダーが好ましいと回答した人が73.0%となった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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