米GoogleのWebブラウザChrome開発チームは、最新バージョンとなる「Chrome 111」の新機能について、公式ブログ3月7日(現地時間)付の投稿にて紹介している。
「Chrome 111」では、ビューのスナップショットを作成して、状態間で重複することなくDOMの変更を可能にすることで、洗練されたトランジションの作成を容易にするView Transitions APIを新たに提供した。
また、CSS Color Module Level 4への対応によって、高解像度ディスプレイがサポートされるようになり、HD色域への対応および特殊化された色空間にも対応している。
デベロッパツール(Devtools)にも、CSS Color Module Level 4をサポートする機能として、「Styles」ペインにおいてCSS Color Module Level 4仕様で概説されている12の新たな色空間と、7つの新たな色域がサポートされた。
ほかにも、CSSにおいて三角関数やルートフォント単位の追加、nth-child()疑似セレクタの拡張が行われるとともに、previousslideおよびnextslideアクションがMedia Session APIの一部になるなど、さまざまな機能追加・改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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