JavaScript/TypeScriptランタイムDenoの開発チームは、次世代WebフレームワークFreshによって構築された、オープンソースのSaaSテンプレートである、「Deno SaaSKit」の最初のベータ版を4月4日(現地時間)にリリースした。
Deno SaaSKitには、あらゆるSaaSに求められる以下のような基本機能をすべて備えている。
- ユーザーアカウント
- ユーザー作成フロー
- ランディングページ
- 価格セクション
- サインインとセッション管理
- 決済プラットフォームStripeによる請求の統合
- ゲート付きAPIエンドポイント
また、FreshおよびDenoに基づいて構築されているため、以下のようなメリットがある。
- TypeScriptのネイティブサポート
- ビルドなしでのSaaS構築
- サーバサイドレンダリングとアイランドアーキテクチャ
- フォーマッター、リンター、テストランナーといった堅牢な組み込みツール
あわせて同チームは、Deno SaaSKitとFreshを使用して、TypeScriptによってSaaSを構築するための一連の方法について解説する、How Toガイドとビデオを今後数か月以内に公開する。これらの資料は、初心者~上級者に対応し、以下のような内容を網羅している。
- FreshによるSupabaseを使用したユーザー認証のセットアップ
- FreshデータベースのSupabaseへの接続
- FreshによるStripeサブスクリプションのセットアップ
- Freshによる認証済みAPIルートの作成
- Dockerを使用した任意の仮想プライベートサーバへのDeno SaaSKitのデプロイ
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です