プログラミング言語Juliaの開発チームは、最新バージョンとなる「Julia 1.9」を5月9日(現地時間)にリリースした。
「Julia 1.9」では、ネイティブコードキャッシュが利用できるようになり、TTFXレイテンシが大幅に改善されている。
また、一連のパッケージがロードされる際にモジュールを自動的にロードするパッケージ拡張機能が導入され、ロード時間を大幅に短縮した。
さらに、Chrome DevToolsを使用してメモリ領域の検査が可能なヒープスナップショットを生成できるようになったほか、ユーザーがメモリ使用量に制限を設定可能なコマンドフラグ--heap-size-hintが追加されている。
ほかにも、タスクを対話型として指定できるようになるとともに、REPLにおける評価するモジュールの変更、番号付きプロンプトへの対応、アップグレード可能なstdlibの試験的な導入、--math-mode=fastの無効化など、数多くの機能追加・改善が行われた。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です