米Appleは、iPhone/iPod touch用SDKを来年2月にリリースする。これにより、サードパーティ製のアプリケーションがiPhone/iPod touch上で動作可能になる。
米Appleは10月18日(米国時間)、同社のWebページにおいて、iPhone上で動作するネイティブアプリケーション用SDKの提供を、来年2月に開始する計画を発表した。このSDKは、iPod touch用のアプリケーション開発にも利用できる。
同社CEOのSteve Jobsは、「サードパーティアプリケーションの強力な開発者コミュニティを構築することで、ユーザに数多くの新しいアプリケーションを提供したい。マルチタッチインタフェースを初めとするパワフルなハードウェア/ソフトウェアは、開発者にとって最適なモバイルプラットフォームを提供すると信じている」と述べた。
SDKの提供が2月になる理由として、オープンなプラットフォームを開発者に提供しつつ、携帯電話でも危険性が高まるつつある、ウィルスやマルウェアの脅威からiPhoneユーザを守るため、としている。
Nokiaなどは、既に最新の携帯電話でデジタル署名のない身元不明なアプリケーションのインストールを禁止しているが、Apple社としてもその方向性が正しいと考え、ユーザを悪意のあるプログラムから守りつつ、ネイティブプログラムへの幅広いアクセスを開発者に提供したいという。
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斉木 崇(編集部)(サイキ タカシ)
株式会社翔泳社 ProductZine編集長。1978年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科(建築学専門分野)を卒業後、IT入門書系の出版社を経て、2005年に翔泳社へ入社。ソフトウェア開発専門のオンラインメディア「CodeZine(コードジン)」の企画・運営を2005年6月の正式オープン以来担当し、2011年4月から2020年5月までCodeZine編集長を務めた。教育関係メディアの「EdTechZine(エドテックジン)」...
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