アスクは、プレミアムパートナーを務めるAnaconda社より、「Anaconda Distribution」の最新版2023.07がリリースされたことを、7月31日に発表した。
「Anaconda Distribution 2023.07」は、3月リリースの全バージョンから、381パッケージが追加、Numpy 1.24.3など595パッケージがアップデートされている。ベース環境としてPython 3.11がサポートされており、Python 3.10/3.9/3.8にも対応。
「Anaconda Distribution 2023.07 Installer」には、HoloVizに基づくPanel 1.1.0、hvPlot 0.8.4などの最新リリースが含まれる。また、本バージョンには、ユーザー向けの機能拡張とバグ修正を含む「conda 23.5.0」の更新の他、最新の「Miniconda 23.5.0」のサポート、「Anaconda Navigator」のGUIの更新などが含まれている。
90%のパッケージがOpenSSL 3互換となっており、2023年9月にサポート終了するOpenSSL 1.1.1など、OpenSSL旧バージョンのサポートは段階的に終了する予定。また、Python 3.12は2023年末にリリースされる予定で、主要パッケージのPython 3.12対応版はその直後にリリースされる。
加えて本バージョンでは、以前に報告されていたインストール時に意図しないファイルが削除されてしまうという問題が解消されている。データの安全を確保するため、2023年7月11日以降にリリースされた最新バージョンを使用することが推奨されている。
Anaconda Distributionは、従業員数200名以下の企業や教育機関、研究機関などで無償利用が可能。従業員が201名以上の企業の場合、有償ライセンスが必要。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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