オラクルは米国現地時間の7月20日、オブジェクトストレージ内データに対する高速なクエリ実行を実現する「MySQL HeatWave Lakehouse」の一般提供を開始した。
「MySQL HeatWave Lakehouse」は、オブジェクトストレージにある大規模データを分析するクエリ・アクセラレーター。CSVやParquetなど、オブジェクト・ストアのさまざまなファイル形式をサポートし、それらのファイルをMySQLデータベースのトランザクション・データと組み合わせることができる。また、MySQLデータベースにデータをコピーすることなく、オブジェクト・ストア内のファイルに対して直接クエリを実行できる。
本サービスでは、オブジェクトストレージ内データに対して、MySQLデータベースと同等に高速なクエリ実行を実現する。「MySQL HeatWave」の組み込み機能である「MySQL Autopilot」が、機械学習ベースの自動化を提供することにより、クエリ実行の学習を重ねて、将来のクエリ実行計画が改善される。
「MySQL Heatwave」は、「トランザクション処理」「リアルタイム分析」「機械学習」「データレイク・クエリ」「機械学習ベース」の自動化を、単一のMySQLデータベース・サービス内で提供するクラウド・サービス。「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」のほか、「Amazon Web Services(AWS)」「Oracle Database Service for Azure」上などで利用可能。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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