ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)は8月4日、「HPE GreenLake edge-to-cloudプラットフォーム」「ハイブリッドクラウドサービス」「プライベートクラウドポートフォリオ」「パートナーエコシステム」の大幅な拡充を発表した。
「HPE GreenLake」は、ハイブリッドクラウドおよびマルチクラウドのIT運用の効率化、クラウドサービスへの容易なアクセスを可能にするEdge-to-Cloudプラットフォーム。単一のコントロールプレーンからハイブリッドクラウドの自動化、オーケストレーション、運用を行う。またOpsRampを利用することで、マルチベンダーおよびマルチクラウド環境にわたるIT資産とアプリケーションのフルスタック可観測性と自動化を実現可能。
今回のサービス拡充について、HPEは、AWSとの連携強化により、一貫性のある統一されたハイブリッドクラウドエクスペリエンスを提供する。これには、Amazon Machine Image(AMI)として提供される「HPE NonStop Development Environment」および「AWS Marketplace」でSaaSとして提供される「HPE Fraud Risk Management」が含まれる。
また、「HPE GreenLake for Backup and Recovery」に新機能を追加し、ハイブリッドクラウドにまたがるデータとワークロードの保護およびコスト効率に優れたリテンションを実現する。本機能強化により、Microsoft SQL ServerおよびAmazon Relational Database Service(Amazon RDS)で管理されるオンプレミスおよびクラウドデータベースを保護することができる。
加えて最適化されたAIインフラストラクチャと機械学習ソフトウェアである「HPE Machine Learning Development Environment」は、「HPE GreenLake for High Performance Computing(HPC)」を通じて利用可能。
データセンタースイッチング製品である「HPE Aruba Networking CX 8000」「HPE Aruba Networking 9000」「HPE Aruba Networking 10000」シリーズは、NaaS経由で利用可能。2つの新しいHPE GreenLake for Arubaネットワーキング サービスパックにより、データセンター向けネットワークの設計やデリバリーサービスをバンドルし、月額課金制のNaaSテクノロジーサブスクリプションとして提供できる。また、HPE GreenLakeを通じて、コンピュート・ストレージ・ネットワーキングで構成されるデータセンタースタックを利用することができる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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