TechBowlは、同社の提供するエンジニア向け教育サービス「TechTrain(テックトレイン)」が、経済産業省によって採択され、経済産業省および環境パートナーシップ会議監督のもと、野村総合研究所が事務局業務を運用している「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の、第一次公募において採択されたことを、9月15日に発表した。同採択にともない、8月から補助対象事業を実施している。
「TechTrain」では、TechBowlに120名以上在籍している、メガベンチャーやIT系大企業などの自社開発企業で活躍しているエンジニアによる「メンター」の監修のもと、実践型の開発ドリル「Railway(レールウェイ)」や、企業のCTOが編集した「超」実践問題集「MISSION(ミッション)」を通じて、スキルアップを進められる。
5段階の独自スキル評価基準「Rank(ランク)」を設けており、どのレベルまで到達すればどのようなスキルが習得できるかが明確化されている。また、「Rank」が向上すればメンターとの面談が可能になり、単なる定量的なスキル向上だけでなく、個人開発のコードレビューやキャリア相談を通じて、実務で実用的なエンジニアに成長するためのアドバイスを得られる。さらに「Rank」を高めていけば、永久に無料で利用できるようになる。
TechBowlは、今回の採択によって交付される補助金を基に、エンジニアとしてのリスキリングおよび転職を希望する社会人ユーザーの登録増加、キャリアカウンセリング・リスキリング教材の提供、転職活動における企業紹介や転職実現後のフォローアップを実施することで、1人でも多くの人に対して、それぞれが描くエンジニアとしてのキャリア実現に向けて支援を行っていく。
「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」は、リスキリングと労働移動の円滑化を一体的に進める観点から、在職者が自らのキャリアについて民間の専門家に相談できる「キャリア相談対応」、さらにそれを踏まえてリスキリング講座を受講させる「リスキリング提供」、それらを踏まえた「転職支援」までを一体的に実施する体制を整備することを目的としている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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