HERPは、groovesと共同で「エンジニアの転職先決定要因に関する調査」を実施し、その調査レポートを企業の経営者および採用担当者向けに公開したことを9月29日に発表した。
本調査は、7月24日〜7月31日の期間にWebアンケート調査で実施され、ITエンジニアの転職サイト「Forkwell」に登録するエンジニア288名から有効回答を得ている。
転職時に重要視した観点は「収入・待遇」が最多(54.9%)、次いで「開発技術・開発環境」(36.1%)という結果となった。
一方で、「リモートワークの可否」が25.0%、「ワークスタイルの魅力」も11.5%となり、2021年8月に行った同様の調査より上昇する結果となった。この結果より、柔軟性・自律性の高い働き方を重視する傾向が強まっていることがわかった。
ネガティブな意見も含め、率直な意見を聞くことができる現場エンジニアとの会話が、最も参考になるという意見が目立った。前回調査との比較では、「企業ウェブサイトや採用サイト(求人票除く)」の回答が大きく増加(9.7%→19.1%)し、「人事担当とのやりとり」「エージェントやキャリアアドバイザーとのやり取り」の回答が減少していることから、候補者は一次情報を重視する傾向がより強まっていると考えられる。
「転職活動でストレスを感じたこと」に関する質問において、「職務経歴書やポートフォリオの作成」が最も多く、次に「面接対策や自己PRの準備」という結果となった。
在籍中に転職活動をした人と、退職後に転職活動をした人を比較すると、前者は「現職との退職交渉や仕事の調整」や「面接の日程調整や各種のやりとり」を挙げた人が比較的多く(各30%以上)、後者は「選考プロセスや選考期間の長さ」および「面接官や選考担当者の対応や態度」を挙げた人が比較的多い(各20%以上)という結果となった。
また、今回の調査結果の内容をもとにしたイベントを10月26日に開催する。デジタル人材採用を加速する採用管理システム「HERP Hire」を提供するHERPからは、「エンジニアの転職先決定の決め手」や「エンジニア転職実態の変化」を紹介、ITエンジニアの転職サービスを展開するgroovesからは「エンジニアの求人トレンド」や「アトラクトに有効なカジュアル面談のポイント」などを紹介する。
同イベントの開催日時は、10月26日の13時〜14時。オンライン(Zoom)で行われる。参加申込みは、専用サイトから受付中。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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