英Raspberry Piは、シングルボードコンピュータ「Raspberry Pi」シリーズの最新製品「Raspberry Pi 5」の出荷を10月23日(現地時間)に開始した。メモリが4GBの製品と8GBの製品を用意する。価格はそれぞれ60米ドルと80米ドル。
SoC(System on Chip)には、BroadcomのBCM2712を採用。このSoCはArmのプロセッサコアCortex-A76(2.4GHz)を4基搭載し、GPUはBroadcomのVideoCore VII。プロセッサは前世代機であるRaspberry Pi 4に比べて2〜3倍性能が向上し、GPUは2倍以上性能が上がった。さらにGPUは、OpenGL ES 3.1とVulkan 1.2に対応する。メモリはLPDDR4X。
ネットワークはPoE(Power over Ethernet)対応のギガビットイーサネットと、802.11ac対応の無線LAN、そしてBluetooth 5.0 BLEに対応する。周辺インターフェイスはUSB 3.0(5Gbps)を2つ、HDMIを2つ、microSDカードスロット、Raspberry Pi標準の40品GPIOヘッダを備えるほか、Raspberry Piシリーズとしては初めてPCI Express 2.0に対応した。また、本体基板上に電源ボタンを実装した。
日本での発売については、工事設計認証(技適)取得の手続きが済んでいないため時期も価格も未定となっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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