米Amazon Web Servicesは、リレーショナル・データベース管理サービス「Amazon Aurora」から、データ・ウェアハウス・サービス「Amazon Redshift」へ、ETL(Extract:抽出、Transform:変換、Load:書き出し)の処理をすることなく、すぐにデータを転送可能にする新機能の一般提供を11月7日に始めた。一般にリレーショナル・データベース管理システムから、データ・ウェアハウスにデータを転送する際には、ETLの処理が必要になり、その処理のためにデータの転送に時間がかかったり、ETL処理の開発に手間と時間がかかるものだった。
今回の新機能を利用することで、Amazon AuroraからAmazon Redshiftへ、1秒間に100万トランザクション以上の速度でデータを転送でき、Redshiftに転送したデータは15秒以内で利用可能になるという。この新機能によって、企業は最新のデータをデータ・ウェアハウスで利用できるようになる。
現在のところこの機能は、Amazon AuroraのうちMySQLと互換性があるエンジンで利用できる。新機能は追加料金なしで利用できる。そしてPostgreSQLと互換性があるエンジンでもこの機能を利用できるように、開発を進めているという。
今回の新機能を利用できるリージョンは、米国東部(オハイオ)、米国東部(バージニア北部)、米国西部(オレゴン)、アジアパシフィック(シンガポール)、アジアパシフィック(シドニー)、アジアパシフィック(東京)、欧州(フランクフルト)、欧州(アイルランド)、欧州(ストックホルム)の9カ所。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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