メタップスホールディングスは2月8日、インフラエンジニアとSREエンジニア106名を対象に行った「システムの監視業務に関する実態調査」の結果を発表した。
本調査は、1月30日〜31日の期間に、従業員数が1000人未満のソフトウェアサービスを提供する企業のインフラエンジニアとSREエンジニアを対象にインターネットで行われ、106名から有効回答を得ている。
調査結果によると、「あなたがお勤めの会社では、現在何個のシステム系の監視サービスを利用していますか。」という設問では、「1個(15.1%)」「2個(17.0%)」「3個(8.5%)」「4個(3.8%)」「5個以上(5.6%)」「利用していない(15.1%)」「わからない/答えられない(34.9%)」となった。
次に、複数の監視サービスを利用していると回答した37名に「あなたは日々の業務で個人として、複数のツールを跨ってシステムの監視業務を行なっていますか。」と質問したところ、83.8%が「行っている」と回答した。
個人として複数サービスを跨って監視業務を行っている31名に、「複数のサービスを跨ってシステムの監視業務を行うことで、生じている課題があれば教えてください。(複数回答)」と聞いたところ、「複数のイベントログを確認するのに時間がかかる(67.7%)」、「不必要なイベントログの通知が煩わしく業務に集中できない(58.1%)」、「イベントログを見逃してしまう(48.4%)」となった。
続いて、「お勤め先では、定期的にインフラ運用についての会議や情報交換を行っていますか。」と質問したところ、52.8%が「行っている」と回答した。
会議や情報交換を行っていると回答した56名に対し、「インフラ運用についての会議や情報交換ではどのような内容を話し合っているか、教えてください。(複数回答)」と聞くと、「インシデントの共有(73.2%)」「プロジェクトとタスクの管理(60.7%)」「インフラストラクチャの設計(46.4%)」「イベントログの確認(44.6%)」となった。
また、会社で1つ以上の監視サービスを利用している53名に「あなたのお勤め先で現在利用しているシステム系の監視サービスの中に、海外のサービスはありますか。」と聞いたところ、47.1%が「はい」、47.2%が「いいえ」と回答した。
最後に「あなたは、システムの監視業務を効率化することができたら、どのような業務に時間を使いたいですか。(複数回答)」と聞くと、「クラウドサーバーの構築(34.9%)」「開発業務のツールの仕組み作成(31.1%)」、「Webサービスの開発(30.2%)」「トラブルシューティングのためのドキュメント作成(29.2%)」「ヒアリングなどのクライアント対応(19.8%)」となった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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