米国カリフォルニアを拠点とした人工知能コンピューティングのリーディング企業であるNVIDIAは3月18日、開発者や研究者向けに化学、生物学、マテリアルサイエンスなどの主要な科学分野における量子コンピューティング探究を支援するクラウドサービスを開始した。
「NVIDIA Quantum Cloud」は、オープンソースのCUDA-Q量子コンピューティングプラットフォームを基にしたサービス。 今回の発表により、ユーザは本クラウドのマイクロサービスを活用して、量子古典ハイブリッドプログラミングのための強力なシミュレーターやツールを含む、新たな量子アルゴリズムとアプリケーションをクラウド上で構築してテストすることが可能になった。
同クラウドは、以下のような科学的探究を加速するための強力な機能と、サードパーティのソフトウェア統合を特徴としている。
- 生成量子固有値ソルバー:大規模言語モデル(LLM)を活用して、量子コンピューターは分子の基底状態エネルギーをより迅速に見つけられる。
- ClassiqとCUDA-Qの統合:量子研究者は、大規模で高度な量子プログラムを生成するだけでなく、量子回路を深く分析して実行することができる。
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QC Ware Promethium:分子シミュレーションなどの複雑な量子化学の問題に取り組むことができる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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