AGESTは、次世代QAエンジニアがAIを活用することによって、これまでの第三者品質保証サービスの枠を超えた新たな次元の品質保証サービス「AIデバッグ」の提供を、5月8日に開始した。
同社はこれまで、ソフトウェア開発者向けにシフトレフト型テストサービス「QA for Development」や、シフトライト型テストサービス「QA for DevOps」といった品質保証サービスを推進している。また、さらなるサービス向上に向けてテストサービスの各工程においてAI技術を活用して、開発とテストの両方に精通した次世代QAエンジニアとAI技術が協働することで、開発者の不具合対応における負荷の軽減、品質向上をサポートする「AGEST AIアシスト」によって、サービスの充実化を図っていく。
今回、提供が開始された「AIデバッグ」は、「AGEST AIアシスト」の一環として2月にリリースされた、次世代QAエンジニアがAIを活用してソースコードをレビューする「AIテクニカルコードレビュー」に続く、第2弾のAIサービスとなる。次世代QAエンジニアがAI技術を活用することで、開発者から要望の多かったデバッグ領域の大幅な効率化が可能となるサービスで、テストによって検知された問題に対してAPM(アプリケーションパフォーマンスマネージメント)で収集した情報に基づいて、自律型AIエージェントが自主的にログを解析して、必要に応じてログに記載の該当ソースコードを読み出して問題の特定を行う。APMによるトレース情報・ログ情報の収集とAIの活用によって、問題の特定を数時間から数分に短縮し、開発者のデバッグ工程の工数を最大52%削減する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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