米Amazon Web Servicesは、同社の提供するファイルストレージ「Amazon Elastic File System(Amazon EFS)」が、クライアントあたり最大毎秒1.5GiBのスループットをサポートするようになったことを、5月1日(現地時間)に発表した。これは、従来の最大スループットである毎秒500MiBの3倍に相当する。
Amazon EFSが、単一のAmazon EC2インスタンスやAmazon EKSポッドに、最大毎秒1.5GiBのスループットを提供できるようになったことで、財務分析、ゲノミクス、ビデオトランスコーディングといった、1つまたは複数のクライアントから高レベルのスループットを引き出すスループット集約型のワークロードにおいて特にメリットがある。データを最大で3倍高速に処理可能となり、より迅速に、より低いコンピューティングコストで洞察を提供できるようになった。
今回のAmazon EFSにおける最大スループット向上は、EFSエラスティックスループットモードを使用し、最新バージョンのAmazon EFSクライアント(amazon-efs-utils)、またはAmazon EFS CSIドライバ(aws-efs-csiドライバ)によってマウントされるすべてのファイルシステムで利用可能となっている。すべての商用AWSリージョンにて、追加費用なしで利用できる。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です