米Dockerは、コンテナ、アプリケーション、イメージをWindows/macOS/LinuxからGUIで直接管理できる、シンプルなインターフェースであるDocker Desktopの最新バージョン「Docker Desktop 4.31」を、6月11日にリリースした。
Docker Desktop 4.31では、ビジネスユーザー向けの新機能として、内部ネットワーク(プライベートネットワーク)へのアクセスを有効にしつつ、コンテナによる外部ネットワーク(インターネット)へのアクセスを制限できる、エアギャップコンテナのサポートが追加されている。
あわせて、コアDockerサブスクリプション(Personal、Pro、Teams、Business)では、Docker Build Cloudのクラウドコンピューティング時間と共有キャッシュの割り当てによって、マルチコンテナアプリや大規模なリポジトリで作業する際のビルド時間短縮が可能になった。
さらに、米Microsoftが開催した開発者向けの年次イベントMicrosoft Build 2024では、Armアーキテクチャ上で動作するWindows(WoA)向けDocker Desktopのベータ版リリースが発表されている。
そのほか、Docker Desktop上でDocker Compose構成ファイルを表示して、関連するドキュメントをリンク可能なCompose File Viewer(ベータ版)の追加や、GitHub ActionsのビルドをDocker Desktopで直接検査できる機能(ベータ版)の追加といった、さまざまな機能追加・改善が行われた。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です