米GitLabは、同社の開発・提供するAI搭載DevSecOpsプラットフォームGitLabの、Google Cloudとの統合を強化した最新パブリックベータ版を6月12日(現地時間)に公開した。
今回、公開された最新パブリックベータ版では、ソースコード管理、プランニング、CI/CDワークフロー、高度なセキュリティとコンプライアンスといったGitLabの機能が、Google Identity Access Management、Workload Identity Federation、Google Cloud Artifact Registry、Google Compute Engineと統合される。
システム間でコンテキストを切り替えることなく、GitLabからGoogle Cloudの統合サービスを含むソフトウェア開発ライフサイクル全体を、完全に可視化できるようになった。
具体的には、GitLabとGoogle Identity Access ManagementおよびGoogle Workload Identity Federationとの統合によって、既存のIDプロバイダを通じて一元的な認証とID管理が可能になり、サービスアカウントキーに関連するリスクが軽減され、キーのローテーションにともなう管理オーバーヘッドが最小限に抑えられる。
また、GitLabランナ構成の自動化と、GitLabのCI/CDカタログ内におけるGoogle Cloud Servicesコンポーネントのライブラリを使ってCI/CDを自動化することで、GitLab内からのパイプラインのデプロイを簡素化できる。
あわせて、統合データプレーンによってソフトウェア配信プロセスが完全に可視化されるため、コンテキストの切り替えが最小限に抑えられ、開発者の生産性が向上する。さらに、GitLab内からGoogle Artifact Registryリポジトリ内のイメージを表示可能になり、GitLabとGoogle Cloud間でビルド成果物を完全に追跡できるようになる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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